保育園の選び方
我が家には小1、保育園2歳児クラス、保育園0歳児クラスの3人の子どもがいます。
引越しや転職をしたせいもあり、3人合わせてのべ5カ所の保育園に通った経験から、保育園を選ぶ際のチェックポイントについてお伝えします。
【優先度大】働き方や家族の暮らしに直結
立地
送迎は毎日、何年も続きます。
我が家の場合、私の仕事が忙しかったため立地が最重要条件でした。
家から近いかつ通勤経路上にある園が理想ですが、家から勤務先が近かったり車通勤の場合は、勤務先に近いと体調不良時にすぐにお迎えに行けるというメリットがあります。
時々通勤時間帯の満員電車で保育園の送迎をしている方を見かけますが、大変そうだな…と思います。
パパとの送迎頻度を考慮して、時間の無駄が少なく、親子共にストレスなく通える立地を選びましょう。
延長保育の有無、年齢、時間帯
こちらも働き方を左右する重要なポイントです。
毎日延長保育を使わなくとも、突発的な残業や電車遅延等が発生した際に対応できるかどうか、慎重に検討しましょう。
延長保育を行なっていない園の場合、万が一保育時間を過ぎてしまった場合10分1,500円といったかなりの金額を取られることもあり、当然保育士さんにも申し訳ないです。
飲み会等を除いた通常業務で発生しうる最遅帰宅時間まで延長保育を行なっている園の方がフルタイムママには安心でしょう。
イベントの頻度、開催日、親のコミット度合
保育園は母親が働いていることが前提の施設なので、まさか仕事の妨げになるほど平日に行事が入ることはないだろうと思っていました。
しかし、長子が1歳で入園した第5希望の認可園では平日の行事が当たり前、持ち物は布団カバーから通園バッグに至るまで全て園指定の型紙があり手作りを要求され、まるで幼稚園のようでした。
裁縫が嫌いなため園グッズは外注で作ってもらい、行事も保育士さんへの挨拶のために面談に1度行ったきりで、残りはほとんど欠席しました。
親睦会やバザーもあり、さらにその準備のために平日集まったりしていたようです。
勤務形態の融通が効いたり、子どものためのイベントが好きな方なら良いかもしれませんが、私は時間を作ることが難しかったため、下調べをしなかったことを後悔しました。
【優先度中】子どものためを思えばこだわりたい
施設
園舎がキレイか、園庭が広いか、こだわりのおもちゃや絵本が揃っているか…等いろいろなポイントがありますが、一番気にした方がいいと思うのは空調・温湿度管理です。
冬場でも裸足保育という園が多いですが、長子が通っていた園は床暖房でなく加湿も不十分だったため、足の裏が寒さと乾燥でぱっくりヒビ割れしてしまい、なかなか治らず可哀想でした。
また、温湿度管理が不適切な場合感染症のリスクも高まります。
給食
我が子は家ではほとんど野菜を食べませんが、保育園ではみんなで一緒に野菜も残さず食べているそうです。
家ではなかなか手の込んだ料理や手作りおやつを出すことが難しいため、食育の面では保育園様様で、本当に感謝しています。
こだわり度合いは園によって様々ですが、農園があって収穫体験が出来たり、クッキングの時間を設けている園もあります。
【優先度小】nice to have
習い事
英語や体操等のレッスンを行ってくれる園もあります。
仕事をしていると平日に習い事をさせるのが難しいので、うまく活用できれば子どもの可能性を広げることができます。
追加料金が必要なレッスンを設けている本格的な園から、月一回英語の先生が来る程度のライトなものまで千差万別ですので、こだわりたいのであればしっかりリサーチした方がよいでしょう。
私の同僚には習い事みっちりの園に通わせて小学校受験を目指している人もいます。
【その他】意外な盲点
広い園庭
のびのび遊べる広い園庭は一見魅力的ですが、大規模園の場合園庭で遊べる日が決まっていて、週1〜2回ということもあります。
次子が行っている園は園庭はありませんが、ほぼ毎日公園や児童館に散歩に連れて行ってくれるため、活動量自体はかなり確保されています。
先生や受付の雰囲気
長子を出産後職場復帰した際、残業免除でも延長保育を利用しないとお迎えが間に合わず、我が子はいつも最後まで教室に取り残されていました。
会社でも皆に謝りながら先に帰り、子どもにも申し訳ないと思っていたのですが、ある日先生から「いつも最後まで残されていて可哀想」と言われてショックを受けました。
「子どもが小さいうちは母親が仕事をセーブすべき」という認識を持った人が多い園では少し辛い思いをするかもしれません。
見学やママ友の評判でなるべく情報収集を
実際入園してみなければわからない点も多いですが、私の場合は情報収集が不足していたと後悔しています。
最長6年、毎日親が送迎する保育園は、親の負担という観点では学校選びより重要です。
しっかりリサーチして、納得できる園に通わせることができると家族の生活は楽になります。
私の経験が少しでも保活の参考になれば幸いです。